映画「ゼァ・ウィル・ビー・ブラッド」のダニエル・デイ=ルイス

「ゼァ・ウィル・ビー・ブラッド」

いや〜、きつい映画だ。
石油発掘により欲望の権化になりきった主人公の徹底した生き方をすざましく演じるダニエル。
これまた3時間弱の長編作品。どす黒い石油=血=人間模様、全編に流れる音楽が非常にマッチしていた。
又エセ牧師を演じたポ−ル・ダノという私は全く知らなかった若手だが、なかなかどうして爆発力のあるこれからが楽しみな役者だ。

ダニエル・デイ=ルイス・・・はじめて見たのはレンタルでIRA(アイルランド共和主義軍)問題を発端に無実の罪で投獄された親子の「父の祈りを」から、「エイジ・オヴ・イノセンス」ではミシェル・ファイファーやヴィノナ・ライダーら綺麗どころを相手に少し顔は長いが端正な顔立ちの役者だと思っていたら、最近は「ギャング・オブ・ニューヨーク」など怪優になっていた。恐れ入りました。