チェ28歳の革命

チェ28歳の革命

「モーターサイクル・ダイヤリーズ」というやはり革命家ゲバラの戦士になる前の青春ロードムービーを何年か前に見た。そこでは裕福なうちに生まれた医学生ゲバラが友人とともにバイクで南米を旅し、そこにおかれている貧困層や病人たちという弱者を目のあたりにする。というところで終わっていてあのベレー帽のゲバラになる前。

そして「チェ28歳の革命」役者ベニシオ・デル・トロスペイン語読みだとベニチオではない・・なぁんちゃってちょっと言わせて)がゲバラをなりきりで演じている。(実際の濃くてかっこいい!ゲバラに比べてちょっとマイルドかな?)なかなかの芸達者な人…何を演じても存在感十分発揮してる人。映画はドキュメンタリータッチのモノクロと革命戦士の戦闘シーンのカラー・・交錯させながらの進んで行く。これは前編に当たる。

しかし今「蟹工船」が売れてるという日本。いままで平和ボケしていてそんな本あるの?って言う若者にも読まれているという。
世界的なこの不況経済の真っ只中、特に日本には縁遠い「革命」。「かつて、本気で世界を変えようとした男がいた」(このキャッチコピーが決まってる。)この革命家にどのくらい日本人は共鳴できるか?