「チェンジリング」

チェンジリング」

夫であるB・ピットの「ベンジャミン・バトン」のあとに今度は妻アンジェリーナ・ジョリーの熱演による「チェンジリング」を見た。「取り替え子」という意味だそうだ。
ある日突然行方不明になった息子が5ヶ月後に戻ってきたと思ったら別人…。それを無理強いしてまで実の子と認めさせるL.A.警察…、我が子を必死で探す母親に権力で押さえつけ事実を隠ぺいする。その圧力にめげずに母の愛という力で戦う姿。
しかし監督C・イーストウッドにはいつも驚かされる。私世代は「ローハイド」のあの「あんちゃん、ロディ」!あんなにすごい実力持ってたなんて…って何時も作品を見るたんびに思う。(かなり古いですな〜)だいたい、彼のははずれがない。この作品もそうだ。どのシーンも無駄なく濃い。そしてA・ジョリーが見事にそれに応えて母親像を演じている。

ただ、取り替えられた子供を近所の人だって友達だって違うのわかるのに、どうしてこういう風になるの?って疑問はくすぶった。しかし実話なのだ。

それと、曲者俳優(結構好き)J・マルコヴィッチが正義の味方なんだけどこの人が演ると、なんか裏がありそうにどうしても見てしまう〜。(>_<)ハハハ

旦那のB・ピット君のオスカーノミネートには懐疑的な私だったが、奥さんのノミネートは納得できるわ。