赦す・・・ということ

私達の幸せな時間

先日、DVD「私たちの幸せな時間」を借りてきた。
韓国映画のパワーはもう何年も前から周知の事実だ。一時の勢いこそなくなったが、心惹かれる作品は日本映画よりある。
題材的にもよくある死刑囚と人生を半分捨ててしまっている自殺未遂3回の元歌手の「泣き」を売り物にした韓国お得意の恋愛物と・・・確かにラヴストーリーには違いないのだが・・・思われるだろう。
事実私もこのタイトルだけではそんな想像してしまっていた。
しかし、私にはお涙頂戴の恋愛映画とは思わなかった。(大体恋愛ものって昔からあまり好んで見ない・・可愛くな〜い私!(>_<)
キリスト教の「赦し」がテーマになっている。「許す」ではなく、「赦す」ということの難しさ・・・考えさせられた作品だった。初めは頑として面会を拒否していた死刑囚に殺された女性の母親・・シスターの粘り強い勧めで重い腰を上げて面会に来た時のセリフ、心はまだ赦していないけれど、赦すように努力すると涙ながらにいう言葉。元歌手の思春期の忌まわしい傷が原因で母親に対する憎悪を、赦さねば・・・という気持ちになるまでの過程。「赦す」って大変なこと。修行だな。
なんか今日は神妙な私・・・でした。(汗)