「ベンジャミン・バトン数奇な人生」

「ベンジャミン・バトン数奇な人生」

今期アカデミー賞最多ノミネートの話題の作品。
猟奇的殺人事件を描いて私は非常にその手法が面白かった「ゾディアック」の監督デイヴィット・フィンチャーの作品である。
これまた、前作とは全く違った風合いの映画。タイトル通り主人公の数奇な生涯を綴る。寓話的な作品だ。
生まれたときがもう老人でそれがだんだん若返ってきて最後は赤子になって死を迎える。予告編を見たときにこれだけでもう興味をそそられた。
3時間近い作品。題材は面白いのだけれど、主人公はあくまで「動」でなく「静」の構え。ブラッド・ピットも老人メイクからだんだん若くなっていく過程をよく演じていたが…メイクの力かなり大(K・ブランシェットが素敵だった。この人はどんな役でも自分のものにできる役者だ)如何せん平坦すぎて途中で眠くなった。(「チェ、39歳別れの手紙」の淡々とした描き方とは全く違うが・・・)
評判はよろしいようで結構客席も埋まっていた。がアカデミーをとるほどの作品か?私はそれほどには思わなかった。

しかし我がラッセル・クロウと同い年!45歳とは思えないほどの若々しく、かっこいい(ラッセル君みたいに太めじゃないし・・・(-_-;)永遠のアイドル、ブラッド・ピットラッセルの時には考えられないくらい若い女性ファンが(ラッセル・クロウってどこがいいの?だもんなぁ〜(泣)(>_<))多かったね〜。結局ブラピ賛美の映画に思えるのだが・・・。