映画「ずっとあなたを愛してる」

知性的美貌のクリスティン・スコット・トーマスの主演というので英映画と思ったら仏映画であった。
6歳の息子を殺した罪で15年間の服役を終え、迎え入れた妹の家族たちは一応に彼女に一線を置き心は決して迎え入れていない。しかしその妹の懸命な姉に対する想いは二人を取り巻く人々をも巻き込んで、次第に自らから解放されなかったヒロインの心が次第に再生に向かう。

イギリスとフランスの血をひくヒロイン役。虚無感あふれる表情でノーメイク、ただただ自らの十字架を誰にも担がせずひたすら閉じこもっていく…。そして再生に向けた糸口を見出した時のあの表情。オスカーノミネート納得のクリスティンの演技力。ポロ〜リまでにはならないよう我慢できたが?ウルウルさせられた。
またわきを固める役者もいい。特に妹の養女ベトナム人の娘役!なかなか見せてくれました。
主題歌が「いつ帰るの」だった。