坂入道子コンサートインシャミオール

秋晴れの続くこの頃…10月13日(土)坂入道子リサイタルを小さな会場だが新橋シャミオールで開いた。

私の長年のピアノの名パートナー林梓氏と3年ぶりに再びタッグを組んで「懐かしのスタンダードナンバーをあなたに」とタイトルをつけた。ドイツ映画から、シューベルトシャンソンカンツォーネナポレターナ、コール・ポーターもの、もちろんアルゼンチンタンゴアメリカ映画、ガーシュウィンオペレッタ・ミュージカルと言われていた1920年代のナンバー…歌21曲ピアノ演奏を入れて全23曲。懐かしのと名付けたタイトル通り1920年代から'50年代のナンバーばかりである。スタンダードナンバーとは多くのジャズやポップスのプレイヤーによってカバーされた作品のことを言うが私はあくまでもオリジナルの作風の歌い方にこだわる。だから「私の懐かしのスタンダード・・・」をつけたほうが正解だろう。

私の歌をこよなく愛して下さる多くのお客様に囲まれて、私の歌を長年こよなく支えて下さった名ピアニスト林梓氏…この時代の色、香り、味を醸し出せるいまや数少ない名ピアニスト…の名伴奏との心一つになった今回のコンサートほど会場の空気がこれほど一体化したことはなかったのではないか。いろいろな音楽以外での想いも加わって多くのお客様そしてピアニストからの「愛」と「涙」を頂いた私。幸せ者である。
三日間で完売というお客様の待ってました!の声が強く伝わった今コンサート。又私を進化させて下さった。