0歳からのクラシック

今日は杉並公会堂での「親子クリスマスコンサート」。タイトルが0歳からというように赤ちゃんのときからクラシックを・・・というコンサートだ。
音楽会、特にクラシックのはきちんと静かに聴くこと、何歳以下はお断り…のコンサートが多い。子供が小さいとクラシックの音楽会にどうしても足が遠のいてしまうのが現状だ。会場でうるさくして迷惑をかける・・・ということでコンサートに来てもらえないのはとても残念なことだ。だから子供たちも小さいうちは生の音楽に触れる機会がない。一番感受性が培われる大事なときに・・・。

ということでこのコンサートの企画はとてもいい。会場での出入りも気兼ねせずに・・とMCをしてあげると逆にハラハラしながら付き添っているご家族もホッとなさってリラックスして音楽を楽しんでくれる。11:30、15:00開演の2回公演だったが、それぞれ子供たちのノリもとてもいい。時々赤ちゃんの声が聞こえても音楽に支障をきたすようなざわつきもなし。ハイドンのディヴェルティメント第1楽章からスタートしてドビュッシー、多摩楽友響会の絶妙なアンサンブルにダイレクトに反応できる子供たち、私の日本の名曲の数々にもきちんと言葉を聴いてくれる。もちろんクリスマスソングメドレーは何も言わなくても歌いだす。ウィーン我が夢の町では自然にワルツを体で感じて動かしている。
生のクラシックのよさを親子で小さい時から楽しめる・・・このように開かれたコンサートをもっと全国規模で拡大してほしいものだ。