「アメリカン・ギャングスター」VS「スウィーニー・トッド」

ラッセル・クロウ

2/4に「アメリカン・ギャングスター」そして2/8に「スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師」
1週間に2回も映画見られたぞ!
アメリカン〜」は待望のラッセル・クロウのというか、デンゼル・ワシントンとの話題作だ。
2時間40分の上映時間にもかかわらず退屈させない。これはたいしたもの。2大アカデミースターの共演だからといろいろ書いてあるが、監督のリドリー・スコットの手腕だろうと思う。もって行き方がうまい。
我がラッセルはデンゼル扮するギャングを追い詰める刑事役。筋は省略するが、スタイリッシュに決めたカッコいいデンゼルに比べて、ちょっとちょっともう少しダイエットしてよ〜って言いたいくらい締まりのない体格の今回のラッセル。(・・・でもこの頃ラッセル君ぜんぜんプロポーション気にしてないんじゃないの〜。(ーー;)大らかなんだよな〜、オージー俳優は。)しかしさすが二人ともだてにオスカー俳優って呼ばれちゃいない。いい仕事してる。それぞれ引っ張っていくもの。
でも…でも…見終わった後、満足してない私。うまい二人なんだけど、退屈もしなかったけどデンゼルにもラッセルにもヒートアップがあまり感じられないのだ。しかし、もう一度見るぞ〜。そして納得できるかどうか。

そして「スウィーニー・トッド」ビックリしたのは「アメリカン」の観客が中高年のどちらかというと男性が多いのに比べこちらの方は若い女の子(それも17,8歳位)又カップルばっかり。主演のジョニー・デップって若いファンが多いのね〜。ジョニーは所謂華やかな花のあるスターだ。ラッセル君はこの華やかさはない。
それ故あまり女性ファンは少ない。私もよく言われる。「ラッセル・クロウってどこがいいの?」って。役者魂が半端じゃないからいいのよ〜!
話がそれちゃった。それで「スウィーニー」だが、ストーリーは残虐ミュージカルである。「ウエストサイドストーリー」の作詞を手がけたスティーヴン・ソンドハイムの作曲のミュージカルだそうだが(日本では東宝ミュージカルで松本幸四郎が演じたそうだ。長い間東宝でのミュージカルには欠かせないピアニスト…そして我が教室の、そして私の大切で欠かせない名ピアニスト…林 梓氏からうかがった)まぁよく出るわと思う血しぶき溢れる物語だ。復習劇。
しかし、こういうのをミュージカルにしちゃうのだからたまげた。
そしてジョニー・デップ演ずるトッドの演技と歌もなかなかのものだ。あちらの人はこういうところが悔しいけど力の差を感じる。歌手でもないのに半端な歌、歌わない。徹底してる。オスカーにノミネートもうなずけるわ、ジョニー君よ!